業界別！インターネット調査の活用法

介護業界のネット調査

介護業界でも、近年ではインターネット調査がうまく活用されている事例が多くみられます。
その中でもホームユーステストと呼ばれるものが注目を集めていて、どのような調査なのかと言うと、新しい製品やサービス、改良品などをモニターの自宅に送付した上で、一定期間使ってもらい、アンケートに回答してもらう方法です。実際の家庭環境や生活習慣の中で使われるので、より実態に近い本音を聞くことができます。
特にこの業界の場合には、介護者向けのオムツをインターネット調査で扱ったところ、人気があるものはパンツタイプのものであり、テープを生かしたものはターゲット層にはそれほどメリットを知られていなかったことを把握することができました。
ターゲット層を70代以上の男女と設定することで、重度の世話が必要となる人にしっかりと商品をプロモーションすることができ、それに伴い売り上げを目標額の200%にも達成することが可能となっています。

医療業界のインターネット調査には特別なノウハウが必要

医療業界は複雑で、医師や医療機関・患者・製薬会社など様々な要素が絡み合っているのが特徴です。全体の流れを把握したり、特定の分野で洞察力を発揮するためには、インターネット調査が有効です。
インターネット調査では、対象者を細かく分析するところから始まります。本質に迫るためには、基本的性質を踏まえつつ人事担当の確立された関係や内部データベース、品質管理基準など事細かな分析が必要です。経験に裏打ちされた手法を用いた卓越したリクルーティングプロセスがなければ、データとして役にたてることは難しいと言えます。
先進国市場と新興市場では趣が変わってきますし、現場で活躍するマンパワーにも大きな違いが出るのが特徴的です。現場に赴いたフィールドチームが市場洞察を確かなものにするためには、平面的なインターネット調査では足りません。多角的な視点が求められますし、常にアンテナを張り巡らして情報をつかんでくる知識と経験が必要です。
市場全体の展望や、見つけるのが難しいとされる主要オピニオンリーダーにもアクセスできるようなノウハウがあれば、ひとまずは安心して信じられる程度の裏付けはできます。もう一つ突っ込んだ戦略的なアドバイスや、プロジェクトが終了した後の付加価値サービスまで提供できれば、さらに安心です。